NZTAKMANのブログ

30代。政治経済/社会/異文化/筋トレ/チームマネジメント

ミシェル・ディキンソン博士 /ナノガール

ナノテクノロジスト、通称ナノガールと呼ばれている。現在はNZオークランド大学工学部の講師である。香港、イギリス、アメリカで育ち、ラトガース大学で生物医用材料工学の博士号を取得している。

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彼女は学術界だけでなく、小中学生にもよく知られている社会活動家だ。最も有名なのはOMGTechProjectで、これは科学分野に弱い地域小中学校から、全国30名学生を応募して6か月で科学の実験やリサーチを通して好奇心を伸ばすのが目的である。

ペアワークというのがポイントでリーダーシップ育成やコミュニケーション能力を引き出すのも期待される画期的なものだ。しかも、目標は20万人の子供達にアクセスするという大きなプロジェクトだ。個人的には、科学が苦手な子に特に特化する点が面白い。この子達が苦手意識が克服できて、キッズリーダーが増えればその地域の学校のサイエンス力の底上げにつながるからだ。

 

ミシェルさんはメディアへの露出も積極的で他の研究者とは違う。テレビ、ラジオを始め、Ted,Twitter、Youtubeなど多様なチャンネルで情報発信している。Covid-19など社会問題から小学生の実験までジャンルは幅広い。説明がわかりやすく、何より人前での会話力が高い。おまけに美人で笑顔が絶えない才色兼備の持ち主だ。存在感がありKiwiの憧れの的というわけだ。より多くの人に情報を発信するとき、ミシェルさんのような人は適材適所でとても素晴らしい。

情熱(自分がしたい事)×伝える力(人前で話す力)×希少性(美人科学者)×貢献度(コミュニティ教育)=オンリーワン。(教育者、藤原和博さんが唱える)これからの時代に必要な『100万人の1人』という希少性を磨いて活躍されている正にKiwiリーダーだ。

 

近頃息子からの理科の質問が増えてきたので、中学校の理科を私も慌てて復習するこの頃である。。。

 

参照:

Dr Michelle DIckinson website: https://www.medickinson.com/

OMGTech Project-https://omgtech.co.nz/

’Nano girl' Michelle Dickinson sweeps science awards: http://www.engineering.auckland.ac.nz/en/about/news/news-2015/2015/nanogirl-callaghan.html