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2月6日 Waitangi 条約とは?

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ワイタンギ条約(The Treaty of Waitangi)とは?
1840年2月6日に先住民マオリ族とイギリス君主との間で締結された条約のこと。

 

現在のニュージーランドの礎となる建国記念日である。1769年に英国人航海士ジェームズクックがニュージーランドを探検した後、ヨーロッパから多くの貿易商や入植者の移住が始まった。やがで土地の権利について武力争いが続くようになりました。多発する犯罪や土地の不正な売買を対処すべく1883年イギリス政府はジェームズ・バスビーにニュージーランドへの常駐を命じました。

 

そしてマオリ族とイギリス君主との間で2つを1つにするため条約が結ばれました(43のマオリ首長が条約に署名)。具体的にはポイントは3つ。

1)ニュージーランドの主権(Sovereignty)を英国の君主譲ること。

2)マオリの土地保有権は保証されるが、その土地はすべてイギリス政府のみ売却されること。

3)マオリはイギリス国民としての権利を認められること。

 

しかし、英語とマオリ語の解釈の違いや社会的システムの違いから、誤訳が生じその後もイギリス人により不当な土地の売買は続きました。

1975年政府はワイタンギ審判所を配置し、ワイタンギ条約での認められた権利について再度審議が行われました。その結果、一部の土地がマオリの手に戻り、マオリ語も公用語として認められました。

 

参照
100% Pure New Zealand
https://www.newzealand.com/jp/feature/treaty-of-waitangi/
ニュージーランドライフ
https://nzlife.net/archives/10113
The Kiwi Times
https://bay-nz.com/blog-entry-158.html